JZX110マークⅡ/電装品
- NAVI AI-SHIFT
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EMV(エレクトロマルチビジョン)をオプションで選択した際に、セットで装備されます(5AT車のみ)。
ナビの地図情報から進行方向のカーブや勾配の情報を読み取って、ECUのギア選択に加味します。
例えば進行方向に下り坂のカーブがある場合には、ATをDレンジに入れたままでもカーブの手前で「5→4→3」といった具合に車速とカーブ・勾配の状況に応じてエンジンブレーキがかかります。
また上り坂ではシフトアップせずに3速や4速をキープし、ストレスの無い加速ができます。メーター内にギアポジションインジケーターが装備されており、選択されているギアも確認できます。
同時に、NAVI AI-SHIFTによる制御が行われている場合には「NAVI ECT」の文字が表示されます。 - 間欠リヤワイパー
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文字通り、リヤに装着されているワイパーです。
方視界が悪いような場合、例えばリヤウインドウに夜露が降りているような時、今までは雑巾で拭いたりしていたのを車内からスイッチ一つで払拭できるのは大変便利に感じています。
- クルーズコントロール
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メーカーオプションのクルーズコントロールをDIYにて後付しました。
ステアリングスイッチには150系クラウンのものを用い、他にはステアリングコラムカバーとストップランプスイッチを交換、若干の配線加工にて取り付けできました。
機能としてよりも見た目重視ですが、費用も\5,000以下で動作も完璧なので満足しています。
- リバース連動ドアミラー
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ATをRレンジにシフトすると連動して助手席側ドアミラーの鏡面が少し下を向きます。
R以外にシフトすると元の角度に戻ります。
駐車する際に白線などを容易に確認できるので大変便利です。
- ETC
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トヨタ純正のシルバーボイスタイプを装着しました。
アンテナは別体式で、フロントガラス上部に貼り付けてあります。
車両AVC-LANに割り込ませることで、ナビ連動となっています。
- シフト連動オートアンロック
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JZX90マークⅡではこの機能を自作ユニットにて実現してしましたが、今回は診断ツールS2000によりボデー多重通信システム(BEAN)を経由してコンピューター制御プログラムの設定を変更、車両自体にこの機能を持たせました。
ディーラーでも110系マークⅡにこの機能があることを知らなかったので、案外隠れた技なのかもしれません。
- ホーン
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40系ソアラからの純正流用、初号機からの持ち越し移植です。
今回も加工することなくポン付けできました。
- セキュリティシステム
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性質上、詳細は非公開です。
- セキュリティインジケーター
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レクサスRX300からの純正流用です。
設置したセキュリティシステムのインジケーターとして使用しています。
- ヘッドランプロービーム用バーナー
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ヘッドランプのロービームを純正バーナーからフィリップス製5700Kのものに変更しました。
点到着後の色合いは少し青みがかった感じですが、安定後は白色になります。
- ディスチャージヘッドランプ・ハイビーム
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110系マークⅡは4灯の内側2灯がH4バルブを使った「ハイビーム/フォグランプ」の切り替えとなっています。
この内側2灯をハイビーム固定としてD2Sのバーナーを加工して取り付けました。
バラストはドイツ製(HELLA)を使用、バーナーはフィリップス製を使用することで安心感を得ています。
発光点も0.1mm単位で合わせたため光軸調整も問題なくできます。
- ディスチャージフォグランプ
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ホンダ無限エリシオンのオプション品からの流用です。
コーナーリングランプ部にプロジェクター式フォグランプを埋め込みました。
灯体が開口部に対して寸法的にギリギリだったため、設置にはかなり苦労しましたが、光軸調整も問題なくできます。バーナーはフィリップス製のイエローバーナーを使用しています。
雨の日などは点灯させると格段に視認性が良くなります。
- LEDハイマウントストップランプ
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ハイマウントストップランプをLED化してみました。
LED特有のツブツブ感を抑えながらムラのない発光が出るように、LEDとレンズ面との距離とレンズカットの中心に発光点がくるような位置を計算して設計しました。
この効果のためか、従来のバルブ方式の時よりも輝度が増した感じがします。
夏場の熱対策として、LEDユニットの大きさを接着剤などを用いずに固定できるよう、ピッタリ納まるサイズに作成しました。
- バックカメラ
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パナソニック製のバックカメラです。純正位置に装着し、後付感をなくしています。
補修用部品のカメラのみを入手し、カメラ用電源コントローラーなどは自作しました。
映像は「バックモニター用リバース連動ユニット」を通して、EMVに表示させています。
- バックモニター用リバース連動ユニット
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EMVにバックカメラ映像を表示するには、純正TVチューナーの「VTR入力」を使用するのが一番簡単な方法ですが、制御ユニットを自作して地図表示中にリバース連動にてバックカメラ映像に切り替わるようにしました。
バックカメラからの映像信号(RCA)をこのユニットに接続し、その映像信号を処理した後に、カプラーを用いた割り込みで車両配線と接続させています。
またATを「P⇔D」のようにシフトした場合、一瞬「R」を通過したした際に映像が切り替わることを防ぐディレイ回路も内蔵しています。
実際に使用してみると大変便利です。駐車場などでもこれまでは大体の感覚で停めていましたが、映像を見ることで寸止めも可能です。
- LEDルームランプ
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ダイハツ純正ディーラーオプションからの流用です。
強力なチップLED3つで構成されていますが、3つとは思えない強力な光を放ってくれます。
従来の電球と遜色の無い光の広がりと明るさが確保されている点はさすが純正品といった感じです。
取り付けには若干の加工が必要です。
- LEDマップランプ
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ダイハツ純正ディーラーオプションからの流用です。
ルームランプと同じチップLEDを使用していますが、こちらは9つで構成されているため凄まじい明るさです。
装着には若干の加工が必要ですが、灯体への細工のみでできるため、純正の状態と何ら変わりありません
電球の時よりも明るくなったため、実用性もよくなりました。
- LEDポジションランプ
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LEDポジションバルブを作成してみました。
SMDタイプのLEDを用いることで拡散性を向上させ、RGB光源特有の純白感で思い通りの発光ができました。
夜間点灯してみると、ちょっと明るすぎる位の感じです。
- LEDバックランプ
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LEDポジションバルブを作成した際に合わせて作ってみました。
後期テールランプのバックランプ球はT16ですので、電球の差込部分はT10と同じになります。
バックランプとしてはもう少し明るさが欲しいところですが、周囲への合図としての役割は十分に果たしていると思います。
- テールランプ点灯状態変更
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テールランプの点灯状態を変更してみました。
ポジション点灯時は本来サービスカバー上側の赤色灯体部分(内部で上下二層に分かれています)全てが点灯し、ブレーキ時はその上半分が点灯する構造となっています。
これをポジション点灯時は下半分のみ点灯、ブレーキ時は上半分点灯と変更しました。
またポジション点灯時、消灯している上半分はテールレンズの樹脂内部を光が透過するためテールがほんのりと淡赤色に浮かびあがります。これにより、夜間のブレーキ時は「暗→明」から「消→点」となりました。
※ディーラーにて見解を聞きました。「法的にも車検も問題ないでしょう。」との回答をいただきましたが、それを保証するものではありません。
- リヤフォグランプ
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寒冷地仕様とスノーバージョン選択時にオプション設定されるリヤフォグランプです。
リヤフォグランプを点灯させるには「ヘッドランプもしくはフォグランプ」を点灯させていることが必要ですが、一度リヤフォグを点灯させればヘッドライトを消灯してもリヤフォグランプは点灯状態を保ちます。
また点灯させたままIGオフにすると、リヤフォグも自動的にオフとなり再度IGオンとしてもリヤフォグは点灯しない仕組みになっています。
街中などでむやみに点灯させることは後続車への迷惑となるため、事実上オフ会での撮影時に点灯させる位しか出番がありません。
- メタルコーティングバルブ
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ダイハツ純正ディーラーオプションからの流用です。
メタルコーティングが施されたウインカー用バルブです。
メーカーはフィリップス製でバルブの根元まで綺麗にコーティングされています。ウインカーがクリアレンズの場合、オレンジ色のバルブが透けて見えてしまいますが、メタルコーティングが施されているとリフレクターへのオレンジ色の映り込みが起きず、文字通りクリアな感じとなります。
- LEDラゲージルームランプ
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トランク内の照明をLED化してみました。
1WパワーLEDを使用、T10型ソケットを用いて電球と交換する方法で取り付けています。
従来の電球よりも明るくなり、拡散性もほぼ同等。
トランクを開けたまま作業や洗車をすることがあるので、消費電力の少なさも魅力の一つです。 - ハイパーLEDデイタイムランニングランプ
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ベンツチューナーブランドの一つ、「BRABUS」のコンプリートカー『SL(R230)』からの純正流用です。
同タイプのものは日産GT-R(R35)にもオプション設定されています。
光源にハイパーLEDを使用しているため、日中でもその存在をはっきりと認識できます。
対北米輸出用のユニットであるため、ポジション連動で減光しますが、日本の法規上は「その他の灯火」に分類され、明るさは300カンデラ以下でなくてはなりません。
そのため常時減光させることで300カンデラ以下としていますが、それでも夜間は前方を照らし出すくらいの明るさとなっています。 - 電圧計
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市販品でも様々なタイプの電圧計が販売されていますが、なかなか好みのデザインや機能のものがなかったので、マイコンとLCDモジュールを用いて自作してみました。
表示器は青色LEDバックライトに白文字のものを用いてマークX風に。
起動はACC連動で「フワッ」とバックライトを点灯させた後に「MARK Ⅱ」のオープニングメッセージを表示し、その後「現在電圧(上段右)」「最低電圧(下段左)」「最高電圧(下段右)」の3種類のデータを表示します。
またイルミ連動にてバックライトを60%減光させます。1秒間に約2000回電圧を測定し、その中で一度でも最低値と最高値の記録を更新した場合は表示データを更新、2000回測定したところでその平均値を計算し現在電圧として表示しています。
プログラム領域にはまだ余裕があるので、「ギアポジション」や「冷却水温度」等の表示を加えるのも良いかもしれません。
- アクセサリーソケットライト(LED)
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ダイハツ ミライースなどに設定されているディーラーオプションのアクセサリーソケットライトです。
アクセサリーソケットに差し込むことで充電ができる小型の懐中電灯のようなものです。
バルブには白色LEDを使用しているため必要十分な光量があり、尚且つ2時間の連続点灯が可能。
20分で電池容量の70%までの急速充電ができます。暗い車内で物を探すような用途には十分な明かりが確保できる上、常時アクセサリソケットに差し込んでおくことができるため、電池切れの心配がなく車内で行方不明になることもないなど、色々なメリットがあります。